あなたと初めて出逢ってから どれくらいの幸せをもらったのだろうね
千秋楽
最終公演
8月20日千葉県松戸よりスタートしたモーニング娘。2005年秋ツアー。
その20会場42公演目。
自分にとっては9月4日の佐賀公演からのスタートとなったツアーの、体感としては僅かに9公演目ではあっても、
それでも、その軌跡と併走する気持ちで駆け抜けた月日の到達点としての意義も意味も、そして何にも増して強い想いがそこに溢れるにたる群馬の地で
感じた全ての幸せを、ココに写し取っておきたいと思います。
11/27 群馬県民会館 夜公演
- 昼公演の余韻の心地良さを抱えたままのインターバルを越えて
- 開演30分前には入場してトイレを済ませる余裕ある行動
- 直行する自分の座席は1階12列最右ブロック中央寄り通路席
- 最終公演に臨むスタンスとして「通路席」に拘った末に辿り付いた場所
- 右過ぎるって部分の不本意は無きにしも非ず
- 席について振り返ると斜め後ろの方にどっかで見たような人
- 札幌公演の夜、紺バーでお知り会い〜な紺ヲタさんだった(^^;
- ご挨拶程度にお話し
- この世界の狭さは、ヲタの世界故なのか?
- そうこうしているうちに、待ちきれない空気に満たされて行く会場の中で
- とりあえずは臨戦体制でいた自分こそ、実はイチバン待ちきれないでいたヤツだったのかもしれない
- やがて明かりが落ちると待ち侘びた思いが声となって発露し
- それを合図にしたかのごとく馴染みある映像がスクリーンを満たし
- そこに映し出された紺ちゃんを認識した瞬間に、かつてない程の気合で「推しジャンプ」を敢行する自分なんてのは実は希で
- それもこれも、全ては「最終公演」故のイレギュラーであると信じたい(^^;
- 色っぽい じれったい
- 軽いテンションのオープニングVTRを受けての1曲目として、テンションの異相が気になっていたツアー初期からすると、もうその違和感も感じないほど馴染みはした中で
- 一般的ではないベクトルで、実はモーニング娘。としての魅力の極一端を凝縮できていると思わせるこの曲は
- やっぱり何故か眺めていたい気持ちが強い自分がそこにいて
- 今の10人がはじめて具現したこの曲は、やはり味わい深いものだと痛感していました。
- 川o・-・)<止まらないミュージック♪ こんこーん!
- LOVEマシーン
- 何色もの絵の具を幾重にも塗り重ねられ
- それでも常に鮮やかな色を発色する奇跡の絵画
- 新鮮を繰り返すことそのものが新鮮でありつづけることの奇跡もまた
- すべてはこの熱い汗に変換される永遠の未来への道標が象徴しつづけることを確信しながら
- 20世紀の終わりの頃に戻ったと錯覚するほどの激しさで「LOVEマ」を楽しんでいる自分がいました。
- ノノ*^ー^)<みんなーっ、いくよーっ!
- ラヴ&ピィ〜ス!HEROがやって来たっ。
- 矛盾ではなく切り替えられる「今」
- 笑顔だから幸せなのか 幸せだから笑顔か
- 永遠の命題を最大の熱さの中で打ち放つ継承の最終形態
- だからこそ、そのリズムが刻まれ続ける時間の全てを飛び跳ね続けることに費やすことこそ指標と信じて
- 目の前を駆け抜ける10人にひたすらに着いて行く幸せなひと時がそこにありました。
- (0^〜^)<みんな今日は最終日だぜー!
- 川'v'从<ラスト公演ということで、一緒に燃えちゃいましょう!
- ノlc| ・e・)<今日はファイナル!どうぞよろしくお願いします!
- 川o・-・)<今日はぁ、皆さんのぉ、アタマに、そして心に残るステキなライブにしましょう!よろしく!
- ノノ*^ー^)<今日、11月27日。ツアーファイナル!ワタクシ亀井絵里、皆さんに愛を届けにきました!受け取ってくださいね
- 从 ´ ヮ`)<最終日!いっしょに盛り上がろうねー!
- 川´‘ v‘リ<今日ファイナルで、バリバリ元気な久住小春でーす!
- いつも通りを基本にしつつ、そこに「最終日」を意識する言葉を付加するメンバーが多いMC
- そのちょっとしたひとことが、そこにこの上ない暖かい体温を感じさせるから
- だからこそ
- (0^〜^)<げ〜ん〜き〜に〜♪
- いきまっしょい!オーイ!
- よっすーの突然のパスにも見事に一つになって対応できるアツイ会場がそこに成立するんだよね♪
- 恋は発想 Do The Hustle!
- 思えばかの武道館で「新曲」として出逢ったその曲。
- ファーストコンタクトのマイナス印象がその「新曲」所以のものだったのかもしれない可能性は否定できない次元で
- 今、この曲が耳に届いて目を潤すことに限り無い心地良さを感じるようになっていてます。
- ここにある日常が世界に繋がり、それが世界を作る
- 世界同じ笑顔の価値
- それが真実になる世界こそが、モーニング娘。に見ることが出来る夢なんだと思える瞬間を、今この時感じているから
- 川o・-・)<まぁいいじゃぁぁぁぁぁん♪
- ザ☆ピ〜ス!
- 継承が齎す変異をして変革と称することを可能性レベルで具現し得る提示。
- 継承であってもベクトルは同じである必要はない。
- だから小春なんだと思います。
- 正直言えば、このセリフを紺ちゃんが言うことを夢想した時期もある自分だし(^^;
- やっぱり自分は、未だに紺+さゆを懐かしみながら、「コンビニが好き」にかけている自分でしかないんだけど
- 最後であるが故に意識的にこころに留めてみたセンターに立つミラクルは
- 少なくとも、未来を明るく照らしてくれたというコトだけは認識領域にありました。
- 恋愛レボリューション21
- 客席で踊ることの楽しさを刻み込まれた1曲であることは確かなナンバー
- 故にもって、ここでその楽しさを追求するのは必然以外の何物でもなく
- だからこその通路席で、大きく大きく踊り狂う自分ではあっても、
- ステージの上が恐ろしくテンションを上げている事実は、その迫り来る空気を持って感じることが出来ていたから
- だから尚更、紺ちゃんという1人と同化する幸せを求めつづける一方で
- 愛すべき10人が牽引する上昇気流に意識的に煽られる自分でありつづけることに意義を見出していた自分でもありました。
- 川o・-・)<ホイッ!
- 恋の始発列車
- 穏やかに空間を調律して行く手拍子
- 実はこの曲、オリジナルが果てしなく好きな自分でした
- 今、この6人が成立させているものは、あの頃自分が愛したものとは全く違うと言い切れます
- それでもその上で
- ずっと遠いトコまで〜
- 気分まかせで〜
- 川'v'从<もっとぉ!
- 煽られることにさえ快感を感じながら大声を張り上げて歌う自分や
- サビのフリをあわせながら幸せに浸っている自分がここにいる現実が全ての真実だという事は
- 当然のように受け入れるのもまた自分でした。
- そこにある幸せを掴むためには、この恋の始発列車に飛び乗る勇気は、絶対的に必要な勇気なのだから。
- 川o・-・)<ガラガラガラガラ…
- 川o・-・)<はいみんなぁ、席に着いてぇ
- 川o・-・)<はい、にっちょぉく
- 川o^ー^)<はい、バリバリぃ
- 紺野先生ハァ━━━━━━;´Д`━━━━━━ン!!!!
- (0^〜^)<はいは〜い!先生は〜い!
- (0^〜^)<小春ちゃんが、今後挑戦してみたいことは何ですか?
- 川´‘ v‘リ<ジェットコースターの、回転するヤツに乗ってみたいです
- 川´‘ v‘リ<回転するのだけ乗ったことないんですよ
- 川o・-・)<あ、ほんとぉ
- (0^〜^)<挑戦してみて下さい
- それは、求めたニュアンスと返されたニュアンスが異相であることは明らかなキャッチボールなんだけれど
- 知ってか知らずか、フツーにリアクションしている紺野先生はやっぱり偉大だと思う今日この頃
- 从 ´ ヮ`)<もうすぐクリスマスですがぁ、小春ちゃんは、サンタクロースは信じますかぁ?
- それはある意味試される設問
- 川´‘ v‘リ<信じます!
- それはある意味模範解答
- 川o・-・)<今年はぁなに頼みたい?それじゃぁ
- それは必然的進行
- 「信じる信じない」を突き詰めないで話題を転がす紺野先生GJ!d(>_・ )グッ!
- 川´‘ v‘リ<梅干いっぱい♪
- 川o・-・;)<なるほどぉ…いいですねそのプレゼント
- 紺野先生ですら苦笑する小春のミラクルはなるほど真実なんだなぁ…トカ思ったり
- ノノ*^ー^)<もし、男の子に変身したとします。そしたら、何のスポーツをやりたいですか?
- 川´‘ v‘リ<サッカーを
- 川o・-・)<うち、ガッタスブリリャンチスって部活あるんだけど…
- って、
- 「今から誰かが入ろうと思っても、かなり難しいかもしれないですね」
- って、某インタビュー本では言ってたよね、紺ちゃん(^^;
- 川o・-・)<ちょっと田中さん
- 从 ´ ヮ`)<はい!
- 川o・-・)<あっちの方、見てきてちょうだい
- 从 ´ ヮ`)<かしこまれいな♪
- 川'v'从<ケッコー寒いよねぇ〜
- (0^〜^)<このツアーを通じて更正しましたね
- 川o・-・)<終業式ですからね、今日は
- ミキティのツッコミは的確なのかもしれないケド…
- ヲタ大喜びなれいなのサービスは「更正」どころの話しではないレベルで素晴らしく思いつつ…
- 紺野先生の「終業式」発言は無性に胸が熱くなるモノでもあり
- これには会場拍手喝采でした。
- 川o・-・)<いっつも遅刻なんだからぁ
- バイセコー大成功!
- 原曲よりも「ゴーゴーレッツゴー保田圭〜♪」の方が耳に馴染んでいたのも今は昔(^^;
- コッチがそんなコトを言っていたなんてことは思いもしないであろう顔ぶれが披露するその不可思議なパフォーマンス
- そのオリジナルですら披露していないって部分ではステージパフォームとしてはこれがオリジナルであるのかもしれないのだから
- そこにあるのは紛れもない、「歌」の持つ可能性を開放した快曲であり、快演でした。
- 余裕すら覗かせるガキさんの頼もしさと、とにかく高水準できちんとできているさゆの頼もしさと、怖いもの知らずに持ってるものをぶつけて来る小春の頼もしさ
- 三種三様の安心感が未来を照らす時間がそこにありました。
- 从*・ 。.・)<大成功♪
- ラストキッス
- 前提として、オリジナルへの想い入れはそうとうな自分です。
- オリジナルを提示していた人たちの当時レベルでの「能力」と比して、今回これを歌った3人のそれが劣っているとは思いません。
- でも、このラストキッスはあのラストキッスの足元にも及ばないんです、ラストキッスとしては。
- でもそれは、まったくもって及ぶ必要のない足元であって
- 愛ちゃん、れいな、そして亀井ちゃん
- 3人が立つべき大地に新たな足跡を残して歩み始めた「ラストキッス」として、
- それはとても素晴らしい「歌」だったと思います。
- それだけにハウリングはいただけなかったカナ(^_^メ) ピクピク
- 男友達
- とにかくいっしょに踊ることが楽しくて仕方のないナンバーになっていたが為に
- なかなかにメインボーカルたるよっすぃーの「歌」に集中していない自分がいたんだけれど、
- 通路席である故に「踊る」というベクトルではかなり楽しめた自分でありながらも、
- 「歌」として提示するものに向き合う時の姿勢が見えにくかったよっすぃーからは思いも寄らぬダイレクトな提示としてそこにあったその歌は
- それこそオリジナルを成立させていた人とは全くの別次元を形成しながらも
- 内在する切なさをより明解に形作った「声」の効果と合わせて
- 実に的確に新しい暖かさと柔らかさを表型しきっていたと感じました。
- そっと口づけて ギュッと抱きしめて
- 多面的な「藤本美貴」を二面的に形骸した曲
- 時を経てもその本質は変化しえなかった上での、流れた時間が流れただけではないことを刷り込んで行くアンビバレンツ
- ますますもってソロ藤本美貴の復活を期待して止まないなかで、
- それを提示するモーニング娘。の藤本美貴の意義が実はそこにあるのだろうから
- そこにしっかりと向き合ってこそ答えはでるんだと知りながら…
- ハイ!ハイ!ハイ!ハ・ハイ!
- 川'v'从<手拍子よろしくぅ!
- 涙が止まらない放課後
- 自分が群馬に足を運ぶ選択をするに至る要因の一つたり得た「紺野あさ美の涙が止まらない放課後」
- 思えば8月、松戸公演の日に現地からのオブラートに包んだ報告を受けることから始まったこの「放課後」との伴走
- その歌い収めとなるこの最終公演を見届ける意義は何にも増して大きいハズだったから
- 自分はこの日、この会場にいたに等しかったワケで。
- 青空を背にステージに立つ紺ちゃんを、正面から重ね合わせて見れなかったのは残念だと感じていたその矢先
- 彼女の表情が「泣き出しそう」に見えることに動揺する
- 思えば彼女自身が、この長いツアーでの歌い収めに果てしなく大きな意味をみていてもおかしくはなく
- それが涙に結実してもおかしくはない
- それを想定していなかった自分に、まず情けなさを覚えた。
- そして歌い始めた彼女
- 声は微かに震え気味に聞こえた。
- 泣き出しそうなのを堪えているようにも聞こえるが、気合が入りすぎている結果なのかもしれないし、単純にそういう調子だったのかもしれない。
- それが判断出来ないくらい、しっかりと、涙をこぼす事もなく彼女は歌いきっていた。
- 歌というカタチを借りて、この「涙が止まらない放課後」を表現しきっていた。
- おそらくこの4ヶ月、育てつづけてきたであろうこの曲の世界を結実させるように。
- もし彼女が、本当に涙を堪えていたのだとしても、その涙は単純にこれが最後となる寂しさの涙ではないのだろう。
- 思えば、この公演を含んで自分が体感した僅か9回の「涙が止まらない放課後」でも、一度として同じものはなかった。
- その1回1回の「放課後」が、彼女自身にとっての、歌うことと向き合う試行錯誤の結晶だったからなのだろう。
- そしてこの公演の「放課後」を歌う彼女は、最も晴れやかな表情を見せてくれていた。
- 札幌での嬉しさや幸せに満ちた笑顔とはまた異質の、まさに晴れ渡った笑顔。
- 力強く輝く瞳。
- それはおそらく、この最終日まで歌いつづけてきた、表現しつづけてきたことへの達成感であり、それが齎す自信であり、満足感であり、喜びであり、、、、
- 全てをそこに結して、歌い終えた紺ちゃんは、スクリーンに映し出された青空のように爽快に澄みきった笑顔をみせてくれていた
- その笑顔の輝きは、照明が落ちても尚、失われる事なくそこにあるようにさえ思えた。
- 今まで何度も、紺ちゃんの「放課後」で涙をこぼした自分がいた。
- ただ、今にして思うと、その全ては結局自分の都合で流していた涙でしかなかったんだと思う。
- だから、今日は泣かなかった。
- 彼女と同じように、彼女に負けないように、笑顔で最後まで見届けていた。
- そこにあったのは、誰がなんと言おうと、「歌」であり「音楽」だったから
- 素敵な歌をありがとう。素敵な音楽をありがとう。
- 幸せな時間をありがとう。
- 幸せをありがとう。
- 今までの、全ての「放課後」たちを包み込んで
- ありがとう
- ステージから彼女の姿が消えても尚、自分はステージに向って「ありがとう」と叫んでいた。
- つづく