孤独なのを 忘れるほど 美しい瞳だった

a33com2006-10-09

 

川o・-・)<てめぇら全員焼いて食うぞ
从‘ 。‘)<食べちゃダメでしょ



連休終りの日。
相模大野の松浦コンが突然の中止とかって話しで、コレ高額チケオクって遠征とかしてるヒトはえらいことだなぁーとか、松浦くん本人の様態よりも先にそんなコトを気にしてしまう自分はいささか問題アリですね(^^;
まぁ、娘。コンの場合は緊急に一人欠けても娘。驚異のカバー力でコンサそのものは強行されるケースが殆どなので、その辺は娘。ヲタでよかった、ってカンジですね。


ってか、そんなことより松浦くんの体調ですね。どうなのかな?長引くようなモンじゃなきゃいいんですケドね、、、ホント、お大事に〜ってカンジです。



さて、自分はといえば、そんな松浦くんの体調とは関係ないところで松浦くんを見てきました。
そう、映画スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキを見に行って参りました、ってことです♪


以下、感想などをつらつらと。
ネタバレ含む部分もありなので回避の方はここでお別れ、ということで(^^;








元から今日見に行こうって決めてたわけでもないんだけれど、たまたま朝が少し早く目覚めたのでこのまま引きこもって連休を終わるよりは、、、という感じで「外出しよう」→「スケバン刑事見に行くかぁ」ってのがコトの流れ。


上映館調べて上映時間調べたらその時点で1回目開始が30分後ってカンジだったので、14:35からの2回目を見ることに。
自分の最寄の上映館はシネプレックス熊本で、HPでオンラインでチケ買えるってことでチケ購入。後方の中央席ゲット。


出かけたのは13時すぎ。そう遠くもないので14時には到着。隣接のダイエーでムリから時間潰して14:20頃上映館へ。
シネプレックス熊本は小さなシアターが10部屋あるタイプの映画館。スケバン刑事本日の上映はシアター10。キャパは150くらいだっけ?
他のシアターでウルトラマンやってるのを見てそっちに入りたい気もしつつ(^^;シアター10に入ると一番乗りトカ。
一旦出て携帯弄ってると一人入っていく。再度中に入ると後から一人。どちらもちょっと年齢高めなカンジのお客さん。自分より5〜10は上っぽいかなぁ…
予告編が始まった辺りでさらに一人。こちらは少しヲタっぽいカンジ。それでこの部の客は打ち止め。連休2日目昼の上映で観客総数4人ですか…そうですか…( ̄-  ̄ ) ンー


まぁ、でも小さい小奇麗な劇場で静かにゆっくり観れて、居心地は良かったです。
で、そのおかげ…というわけではないけど、結構面白かったってのが率直な感想だったりします。


実際はね、正直かなり期待してなかったから、その分期待を裏切って面白かった、ってカンジなんですケド、ね(^^;


本編開始でいきなりマサオの爆死ってのは話しには聞いてたケド、ホントにあっけなくでやっぱ爆笑…を堪えるのに必死ププッ ( ̄m ̄*)コレせめて最後のキャストで「(友情出演)」付けるくらいのコトしてあげて欲しかったなぁ…


と、そんなイントロダクションの後は松浦くんの4代目襲名までの件が続くけど、ここはちょっと長かったかなぁ…上映時間100分程度の1本の作品として、さらに全編スピーディーさが売りになってるカンジであることを考えれば、もっとサラッと流して話しの流れの中で経緯説明していっても良かったのかな、ってカンジ。


そう、ね。とにかくスピーディーな展開ってのは一貫していたとは思う。いきなりタイムリミット3日からはじまるって意味でストーリーとしても急転直下なカンジで、その分意味不明な流れとか、ご都合主義な展開とかも多いけど、ちょっと首を傾げてる間に話しが進んでいくから、「まぁ、いいか」って思わされてしまって、相対としては上手い事騙されながら最後まで付き合わされてしまうカンジ。


ただやっぱり、敵側の組織としての目的が最後までハッキリしない展開が、結局ハッキリした目的がないからだってオチなのはガッカリでもあります。
いや、大ボス騎村の「全てゲーム」「僕を楽しませてくれよ」ってのも目的としてアリなのかもしれないけれど、じゃぁ何故あの学園なのか、ってのはただ銀行強盗のためだったの?って話しだし、結局「近頃の若いモンの考えるコト」を大人がわからないまま終わってしまうのはスッキリしないといえばスッキリしないよね。
これって、脚本家の方が一人ベテランの方だってせいもあるのかな?なんか、他のスタッフに比べて随分と上の世代の人っぽいんだよね。せめて深作監督程度の大人が脚本だったらもちょっとちがったんじゃね?とは思うんですけど…
実際、イジメの問題、若者の精神の歪みの問題、ネット社会の問題、その辺の問題定義の投げかけ方ってのが旧態依然だったカンジは否めなかったし。
大体、過去のスケバン刑事の敵トカその目的は大袈裟ではあるけどハッキリしてたじゃないですか。クーデターとかなんとかさ。政治的、主張的に明確な思想が悪を成立させている感じで。
それからすると、爆弾作って人殺しもやってるわりには「悪の組織」としての主張がないのは最終的にそれが滅ぼされる事へのカタルシスに作用する要素として残念だな、と。


まぁ、そんなこんなでちょっと強引にストーリーは突き進むワケですが、それが最終的にアクション映画にたどり着いてからの見事さってのは、やっぱりアクション監督横山誠氏の力量なのかな。
所々「牙狼」っぽかったりして、そーゆーの好きには違和感のないアクションシーンが心地良かったです。「映画」としてのアカラサマな派手さも十分にあって。
ただ、スポーツ新聞を賑わせた松浦くんの“肌の露出”は完全に誇大広告でしたケド(^^;


まずはそこに至るまでの「サキ」が戦闘服に着替えて一人敵地に乗り込んでいく展開から待ち受ける中ボス「レイカ」と1対1で闘って苦戦しながら逆転勝利っぽく切り抜けて先に進む展開。セオリー通りの展開をきちんとやってみせる辺りのわかってる感には素直にワクワク♪
大ボスの所に進んで敵に囲まれて口上をぶちまけタンカをきる展開。この辺の様式美ってのをしっかり残してる時代錯誤感と、サキの口上を聞いた悪役たちがそれを嘲笑する現代感。これはもう、「スケバン刑事」そのものの時代錯誤感への現代の嘲笑ともとれて、だからこそそんな悪役たちがバッタバッタと倒されていく展開は爽快に見えるわけで、その辺も様式美に則った正しい展開で心地良し。


最後の最後、大ボス騎村が自爆って展開は、選択としては致し方なしだと思います。悪役が重要な作品だからこそ、「悪の美学」的な最後の花道は必要だと思うから。ただ、自爆の選択がその美学の中で適切に存在できていたのかは疑問だし、主役の勝利へのカタルシスが不足するコトへの配慮がもう少し欲しかったかな。
展開としては、サキが多英他2名の爆弾を止めたことで騎村はゲームセットとして自爆選択…いや、サキがそこまで辿り着いた時点で自爆選択していたのかな?いずれにしても、そこにはもっと明確な敗北が画として欲しかった。負けを認めて、楽しかったよ〜で自爆、みたいな。


その辺は、大ボス騎村時郎を演じた窪塚弟の問題もあるけど…ね。
自分の素直な感想としてはイマイチ役不足です、やっぱり。この役的には、それこそダイブする以前の窪塚兄ならぴったりだったかなぁ、ってカンジ。
結局全てを「ゲーム」でやってるような犯罪者=敵で、とりわけそこに快楽を求めてるタイプのヤツなんだから、最後のあのズラ取ってからの「豹変」はもっと「狂気」であって欲しかったし、そこに至るまでの部分はもっと感情すら感じない位のところまでイってて欲しかった。そこの落差が足りなかったかなぁ…。


そこいくと、役者として主演の松浦くんは、まぁ、流石ですね。
自分ここ数年松浦亜弥には総じて無関心ですけど、それは決して松浦亜弥を評価していないからではなく、むしろ評価しているからこそ観る気にならないっていう無関心だったんです。
ましてや実際自分がその昔はじめに心惹かれた松浦亜弥は「美・少女日記」の松浦亜弥だったワケだし、演者としての松浦亜弥はかなりのポテンシャルを持ってるとホントに思っていますよ、自分。
その意味でね、そこにいた松浦亜弥は、自分が思った通り“きちんと出来ている”松浦亜弥でした。
演出的にその松浦くんのサキは、作品全体同様に「速さ」を体現したカンジで、ひとつひとつの動作にいちいち風を切るような音が鳴らされるくらい徹底して「速さ」を感じる存在として画面に存在していましたが、それは、それを違和感なく成立させた松浦くんの力です。ハイ。


そして、敵役というか、中ボスというか、そんな役回りの石川さん…梨華ちゃん
そこ2年位前までは、何やっても、どんな役演じても、「梨華ちゃん頑張ってる」ってしか見えなかったのに、随分と成長したもんだというか、ちゃんとヤな女に思える存在で最後までいたのはご立派です。
熱狂的梨華ヲタの方にはちょっと眉をひそめる「セリフ」があったカナとは思いますが(^^;これからの石川梨華のお仕事のあり方を考えていくと、そんな免疫もつけていく必要があるのかしら?ってカンジではありますね…


で、美勇伝の2人。
岡田の唯やんが物語としてみればある意味主役級の役所ってのは見てビックリだったんですけど、関西人ではない自分には関西弁なだけでもぉ芝居として上手いのかヘタなのか判別不能だったりもして、その分、あまり岡田唯だと意識せずに見ることができました。
対する三好絵梨香が、出番随分少ないジャン、ってね。まぁ、こっちの芝居はハッキリ下手なんだけど(^^;苛められてるシーンは見ててゾクゾクしましたね。いろんな意味でノ(´д`) ヘヘヘ


ついでに特別出演の斉藤さん…が演じた「サキ」
明らかに初代の「麻宮サキ」なんだけれど、必ずしもあのTVドラマの「スケバン刑事」の初代「麻宮サキ」と同一人物ではないカンジではありますね。それはつまり世界としてちょっとパラレルなカンジ。
ってぇかね、あの「初代」がこんな大人になってちゃヤです。リアル初代世代として(*'へ'*) ぷんぷん
これがあの初代の20年後だなんて、おニャン子再結成の時に見たモノと同じくらいの「悲しい現実」じゃないですか(ノ_<。)うっうっうっ




…随分長くなってるな(^^;


相対として文句が多いケド、ね、書いてて止まらないってこの状態は、基本満足してるから、ってのはホントのとこです。


あの日あの頃の「スケバン刑事」ではなかったけれど、これは確かに、今この時の「スケバン刑事」だったんだろうと思います。


時が流れるというのはそういうこと。


だってさぁ、スケバン刑事Ⅲが放送された年に松浦くん生まれてるんだもんねぇ(´Д`) フゥ


とにかく、あの松浦くんのギラギラした瞳を見つづける100分というのはね、貴重な連休の中で、足を運んで見ただけの甲斐は十分にあった「映画」でした。






ちなみに
自分のパソコンで「あさみやさき」と入力して「変換」したら
真っ先にあさ美や早貴って変換されますた( p_q) シクシク