Happy Birthday みきてぃ♪

みきてぃ

藤本美貴との出逢いは随分と突然だったように記憶している。


2001年後半、ちょうど自分が東京から熊本に戻ったすぐ後から、彼女の深夜枠出演ものがはじまっていることもあって、
モーニング娘。4期オーディションを落ちて事務所に拾われた人】という予備情報以外の部分での藤本美貴があまり見えない状況の中、
それでもあからさまな松浦方式で翌年にはデビューしてしまう彼女には、当初はある種の不信感すら抱いたほどだった。


その全てが180度転換してしまったのが2002年のハロプロでの「Let's do 大発見!」のステージであり、
その後の自分の嗜好にフィットしまくるデビュー曲以下の各シングルたちと、モーニング娘。コンサートのゲスト出演でみせる驚異のステージ度胸。
または、FCイベントや新曲イベントでの接近戦や、2回目のFCファンの集いでゲームコーナーに出場して、直接彼女にツッコミ入れられたことなどの想い出の数々。
様々な出逢いと偶然と必然が幸せをもって提示され、受領を許されて、
2002年を駆け抜けた「藤本美貴」に、自分は間違いなくファンとして並走していた。


2003年を迎えて早々に放たれた藤本美貴モーニング娘。加入」の報。
ソレ自体には特に反対する気はなかった自分ではあったが、2月のファーストソロライブとファーストアルバムの受領は、この「ソロ藤本美貴」が消滅してしまう可能性への危惧はどうしてもそこに抱かざるを得ないものへと変化した。


それでも、時の流れは残酷なほど早く。
あっというまにモーニング娘。へと実質加入をした藤本美貴は、その後いつの間にやら違和感なくモーニング娘。藤本美貴になっていった。
勿論、生来的に自我が強い彼女だから、決してモーニング娘。という集団に従順に埋没していったわけではなく、モーニング娘。加入にむけて自身が語っていたように、「埋もれない」で「藤本美貴のまま」モーニング娘。になったという印象はある。


しかし同時に、それに対峙した自分は、「藤本美貴」と距離を保つようになってしまった。
理由は自分でもハッキリとは語れない。
ただ、「グループの良い面」を吸収する方向を選択したらしい今の「モーニング娘。藤本美貴」からは、彼女の加入がモーニング娘。という集団に齎すことを期待した緊張感が、十分に望めなかった事実への落胆も多少はある。


とはいえ、そのモーニング娘。の方は、体制も大きく変容を迎えてきた現在、
6期とはいえ特殊な立場の藤本美貴が、結局的にはますます主軸的になってくるであろう流れの中で、
時の流れに見合った成長をもって二十歳の女性の部分を醸し出し始めた彼女が、
どのスタンスをもってモーニング娘。をやって行くのかは実に興味が尽きない部分。


正直自分は、藤本美貴はソロで観たい願望を未だ捨てきれていない。
ただ、だからこそ、ここからの「モーニング娘。藤本美貴」に期待したい部分も多いし大きい。


そしてそれは、藤本美貴」だからこそできる「期待」


愛すべき北の大地で生を受け、白い結晶に暖められて時を刻んだ藤本美貴に根ざすモノが
全てに還元されて尚、藤本美貴を更に輝かせる未来が訪れるであろうことに、絶対の信頼をもって今一度



藤本美貴さん、20歳のお誕生日おめでとうございます♪