ああ 卒業式で泣かないと 冷たい人と言われそう

ハロコン名古屋公演も終了したこの日。
大阪から1週間、かなり名古屋に行きたい気持ちと戦った自分だったけれど、
意外と冷静に休日出勤と自宅引きこもりでやり過ごした土日だったりで、
それでも名古屋公演の感想などは一切シャットアウトしている辺りが大人になりきれてないトコロだね(苦笑)


まぁ、それでも、この名古屋の終演を迎えては、いよいよもって飯田さんの卒業の日へのカウントダウンの刻音も明確に聞こえ初めてくる感じではあります。


その先駆け的な先週末のTV出演はいささか不満の残る内容ではあったけれど、
未だその実態が謎に包まれた「飯田圭織卒業スペシャル」な今週末の横アリ公演が、
はじめて「卒業」を謳ったタイトルの公演に相応しい「卒業式」となってくれることを期待しながら
この1週間は自分も「飯田圭織卒業カウントダウンモード」に入りそうな予感。
「推し」ベクトル含め、一定量以上の愛情を感じることはないまま7年間並走してきた飯田さんだけれど、その時間分の情愛はやっぱりあったりするから、さ、と。


で、そんな飯田圭織週間のはじめに、ってカンジで
大阪で購入して帰りの新幹線で観たきりだった、今ハロプロのツアーグッズである飯田さんの卒業メモリアルDVDを改めて拝見。
作りとしては安いモンなんだけれど、シンプル故になかなか興味深い内容に仕上がってたりします、コレ。


現娘。を5組に分けて飯田さんについてコメントトークを収録。それを飯田さんが見てコメントをする、という構成を基本に、間に卒業生組からのメッセージってスタイル。
この卒業生のメッセージにもコメントあればよかったかなぁって気もするけど、そこは微妙かな?
まぁ、それはそれとして、まず、現メンバー達の飯田さんについてのトークって部分が実に趣きがあって、
トークのチーム編成が「亀井・道重・田中」「紺野・小川」「高橋・新垣」「石川・吉澤」「矢口・藤本」って分かれているんだけれど、
最後の「矢口・藤本」ってのは少し苦し紛れとはいえ、基本加入順に時間軸をさかのぼっている構成で、5期&6期と4期以前での飯田圭織へのスタンスの違いが明確化されていて面白い。


まず純6期3人から始まるトークは、飯田さんをまるで宗教の教祖様のように神格化してたりする空気をまとっている。
ただ単に怖かったってだけに留まらない、「話し掛けられるだけでうれしい」ような、有難く崇め奉るカンジで、
苗字ではなく名前で呼ばれただけでうれしく感じて、距離が近づくことをとてつもなく嬉しく感じるような、そんな対象としての飯田さん、ってのが、そのあとの5期メンバーのトークまで続いていく。


ところが、「石川・吉澤」ってメンツになった途端、飯田さんが1段下に降りたような、より自分が知る飯田圭織に近い、懐かしい彼女の素顔がそこに凝縮されたトークになっていくんだよね。
それは矢口さんに至っては更にであって、そこに藤本みきてぃがいなかったら、もっとぶっちゃけトークになっていたかもしれないカンジで、その意味残念(笑)


そんな全体の流れから感じるに、多分、モーニング娘。のリーダーではない飯田圭織を知っているかどうか、って部分で、その感受は違ってくるんだろうな、ってところ。
5期や6期が語る飯田さん、ってのは、モーニング娘。のリーダーとして変革した後の飯田圭織の姿で、勿論それはそれで、成長を経た彼女の嘘偽りない姿であるし、そこに根付いている優しさと可愛らしさは、時を重ねる前から変わらない彼女の一貫した真実ではあるんだけれど、
リーダーではなかった頃の飯田圭織は、その真実の部分が更にナチュラルにそこにあったことで、年上なんだけれど可愛らしい、親しみ易いお姉さんとして、年齢差や先輩後輩の関係を基本的に把握できた上であれば、より容易に踏み込める対象であったんだろうな、ってカンジ。
辻加護も含めた4期までが、飯田さんをかおりんと呼べているのに対し、5期以降が「飯田さん」を乗り越えられないのは、その辺に係わってきているんだと思われるかな。
勿論、それぞれ異相の部分で、近しくこころを通わせて、「好き」になっていることは間違いないんだけれど、ね。


こっちとしては、15、6歳の頃から見てきているから、感覚的には4期までのメンバーの感受に近い部分で飯田さんを受け取っていて、
5期や6期の話しを聞くと、「あのかおりんも随分と大人になったんだなぁ〜」って、感慨もひとしおだったりしながらも、
そこには、そのトークを観ている飯田さんと同じように、なんとなくコソバユイ感じもあったりしたりもして、ね(笑)。


ただ、自分が外観上もう全く別のグループになってしまったモーニング娘。を、今もずっと愛し続けてこれたのは、間違いなく、飯田さんがリーダーとしてそこにいてくれたからなんだろうな、ってのは、このDVDをみて痛感した次第です。


そんな意味でも、今週末へ向けて、飯田圭織さんへの感謝の気持ちは整理しておく必要を感じている自分は、
飯田さん自身が、「泣かない宣言」をされている「卒業式」で、彼女が「泣かずに」ステージを終えられるかどうかはわからないけれど、
どっちであっても間違いなく、見苦しく泣きじゃくる客体になっているんだろうな、ってのは予想範囲だったりしています(苦笑)