卒業の歌、友達の歌。

a33com2005-05-08

はい。武道館に行ってきました。


昨日付けの日記が日付が7日になってすぐ書いたモノですから、その後一眠りして、朝8時熊本発で羽田へ飛んでの武道館直行。昼夜連戦しての一泊二日で帰宅しました、ってのが大まかな流れです。


さて、ね。
紺ちゃんのバースデー公演にして石川さんの卒業公演にしてミラクス小春(笑)のお披露目でもあり、と、いろいろな意味と意義が内在して内包して形骸しつつ拡散していた武道館なんで、イロイロ書き綴らなければいけない想いもないこともないんだけれど、
正直ぶっちゃけ、文章体としての外殻を与えれるレベルで記憶化していない、ってのが今の自分だったりします。


今までこの春ツアーに関しては結構ダラダラとレポもどきを書けるくらいに記憶が持続できる傾向にあったんですケド、最終2公演に至っては、やっぱりそんな余裕のない、いかにも自分らしい刹那的感動受領から永遠の幸せを持ち帰るスタンスにたち帰ったカンジで、ただただ全てを楽しんでいたコトだけが確実な現実としてそこに残っている今だったりします。


ただ、ね。


なりふり構わず友人に泣きついて、なんとかギリギリ手に入れられた「紺ちゃん18T」が、残り僅かのMサイズでピチピチしてしまう自分であっても、
モーニング娘。と一緒に紺ちゃんの為に「ハッピーバースデー」を歌えたコトは一生忘れないと言い切れる程の幸せだったのは絶対ですし、
「18歳なりたて」の紺野あさ美が放ったその輝きの全ては、自分の深層に血肉となって沈殿して、それは今でも、熱としては反芻可能な幸せであることは紛れもない現実であります。


コンサート上の演出としては、昼公演のMCタイムに「こんこんバースデー」が比重を持たされたくらいで、夜公演は完全な梨華ちゃん卒業公演モード。
まぁ、それはわかってもいたし、理解もできるし、だからこそこっちは昼公演にも必死で入ったワケだし、特に不満はありません。


いい「卒業式」だったしね。


梨華ちゃんらしさで調律された武道館は、ピンクに染めるタイミングの難しさこそそこにはあったけれど、終始笑顔の耐えない、明るく未来を照らし出す空間としてそこにありました。
「明るくおくり出したい」想いとは裏腹に泣きじゃくってしまうメンバーにもらい泣くことが定番だった「贈る言葉」の時間も、もちろん涙は禁じえなかったし、堪えきれず泣き崩れそうになったメンバーもいたけれど、それでも話している内容は楽しい時間を集約した世界であったから、もらい泣いても笑顔を忘れる事はない客体としていられた時間が成立していました。


やっぱりね、スゴイ愛されていたんだ思う。石川さんって。
この日自分が観た2公演の武道館。こっち側が「サイリウムをピンクにしよう」とか、そんなコト考える以上に、「このコンサートそのものを石川梨華らしい卒業式、卒業コンサートにしよう」っていう愛に溢れた想いが貫かれた武道館だったとカンジました。


高橋さんが、「自分もこんな卒業ができたら…」みたいなコトを言ったのをフライングと捉えた空気もあったケド、それは多分「これだけ周りから愛される自分になりたい」って思ったってだけだと思います。
それほどに、石川梨華を包む愛が放出され続けていたんですよね、この武道館。とりわけ夜公演はね。


紺ちゃんは「石川さんのピンクが好きなキャラを受け継ぐ」と宣言。これは、飯田さんに娘。愛を引き継ぐコトを誓ったことに続く、継承の約束。それはモーニング娘。を継承していくコトの誓い。頼もしい人になったよね、紺ちゃんも♪


最終公演の「ザ☆ピ〜ス!
いつもは紺+さゆ観察に忙しいあのセリフの部分。この公演だけは、石川さんを見ていました。
石川梨華が、モーニング娘。の真中で、モーニング娘。石川梨華としてこのセリフを言う最後の姿だけは、眼に焼き付けておく義務を感じたからです。
ああ、石川さんってこんな人だったよね、って、今更思い出したカンジでした。時間と経験値で、成長も変化もしているハズの石川さんなのに、このセリフの鮮度はあの日のままなんですね。それってやっぱり、スゴイな、と。


終演後の梨華ちゃんコールとかなんか、結構グダグダに終わったカンジでもあるんだけれど、それでも気分は良かったです。
永遠と続くかに見えた場外祭りも含んでね。
祭りの終わりの物悲しさに抗いたい心ってのは痛いほどわかるから、さ。まぁ、いいか、と(^^;
卒業公演の後、結構「墜ちる」のがいつもの自分ですので、お祭り騒ぎは「正直カンベン」って思うのが常なんですが、今回はいつもほど「墜ちる」カンジではなかったからなのかな?意外と寛容でいられました。
まぁ、その辺の心情の差異は、辻加護の時も全然「墜ちる」カンジはなかったんで、それはやっぱり、世代的なものなのかもしれませんケドね。


そんなこんなで、石川さんも卒業し、今日から既に始まっている9人(+1人)のモーニング娘。
一体どうなっていくんでしょう?


DreamNetのキャンペーンをやっていたモーニング娘。はもう吉澤さんしか残っていない」なんて話しもありましたが(^^;
自分的には、ハミルトン島に行ったモーニング娘。が吉澤さんしか残っていないことの方が問題だとは思うんですが〜(m~ー~)m


まぁ、モーニング娘。モーニング娘。であり続けるんだろう、と
その辺は非常に楽観しててもいいような気がしています。この卒業式を見た限りでは、ね♪


そう、ね
この「大丈夫感」こそが、石川梨華が残してくれたものなのかもしれません。




なにはともあれ、


石川梨華さん。
ご卒業おめでとうございます♪